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【解決】テザリングが遅い!原因と改善方法を徹底解説
スマホの電波をパソコンでも利用することができるテザリング。
どこでもインターネットが使える便利な機能ですが、接続が途中で切れてしまったり、通信速度が遅くなってしまったりすることもありますよね。
そこで今回はテザリングの接続が途中で切れてしまったり、速度が遅くなってしまう原因とその改善方法5つをご紹介します。
今すぐ試せる方法もありますので、ぜひ試してテザリングの不具合を解消しましょう。
1.テザリングが遅くなる原因とは?
テザリングの接続が切れたり、遅くなって読み込みに時間がかかるとどうしてもストレスを感じてしまいます。
遅くなってしまう原因には様々なことが考えられますが、主な原因としては以下の4つが挙げられます。
それぞれ改善策も記載しましたので、遅いと感じている方は参考にしてみてください。
1−1電波干渉が起きている
周りにWi-Fiの電波が多く飛んでいる所でテザリングを使用する場合、電波干渉によって速度が遅くなることがあります。
オフィスビルが密集している所では、いたるところでたくさんのWi-Fiが飛びかっています。
車の交通量が多いと渋滞を引き起こしてしまうことと同じように、Wi-Fiの電波も混み合っている所では速度が落ちてしまうのです。
電波干渉が起こりそうな場所では、USBを使ってテザリングを利用することがおすすめです。
Wi-Fiを使用せず、USBで接続することによって速度が遅くなることを回避できますよ。
1−2スマホの電波が悪い
そもそもテザリングは、スマホの電波を利用して使う機能。スマホ自体の電波が悪ければ当然、繋いでいるパソコンの通信速度も遅くなります。
全国各地に幅広く電波を供給しているキャリア会社(ドコモ、au、softbank)でも、ビルや物が密集しているところや窓がない部屋などでは、電波が不安定になるときがあります。
まずは、スマホの電波状況を確認してみてください。
電波が全て立っていれば問題ありませんが、1本でも少ないと速度が落ちる原因になります。
電波状況が悪い場合は、窓際に行くなど物が少ない場所に移動してみましょう。
1−3格安SIMスマホを使っている
格安SIMでもテザリングは使えます。しかし、格安SIMはキャリア会社(ドコモ、au、softbank)の回線を借りて使用しているため、SIM業者によって通信速度に差が出てしまいます。
特に、スマホをよく使う通勤時間やお昼休憩の時間、夜のゴールデンタイムなどは回線が非常に混雑する影響で、ひどいとには全く繋がらないことも。
残念ながら、SIM業者が原因である場合は、業者が対応してくれるまでテザリングの遅さは改善されません。
どうしても速くしたいならば、他の格安SIMに乗り換えるか、キャリア会社(ドコモ、au、softbank)に買い換える必要があります。
手間はかかりますが、一度検討してみてください。
1−4通信速度制限されている
スマホが契約しているデータ容量を超えて通信速度が制限されている場合、テザリング機能は非常に遅くなります。
テザリングを使用するときは、たくさんのデータ通信量を必要とします。通信速度の制限を受けている場合は使用できないと思っておいた方が良いでしょう。
通信速度制限を受けないために、1GBでどのくらいの操作ができるのかを把握しておくと使いすぎを防ぐことができますよ。
以下に1GBでできることをまとめましたので、残っている容量と照らし合わせてみてくださいね。
1GBでできること | |
ニュースなどのサイト閲覧 | 約6,500ページ |
メールの送受信 | 約2,000通 |
LINEでの通話 | 音声のみ約40時間、ビデオあり約3時間 |
youtube(標準画質で視聴の場合) | 約3.5時間 |
Amazonプライムなど動画配信サービス | 約2時間 |
Apple Musicなど音楽配信サービス | 約11時間 |
※通信状況によって前後するため、あくまで目安です。
2.今すぐできる!遅いテザリングを速くする5つの方法
テザリングが遅くなってしまう原因がわかったところで、ここではテザリングを速くする方法を5つご紹介します。
すぐにでもできる方法ばかりなので、ぜひ試してみてください。
2−1USBテザリングにする
スマホのテザリングには3種類の接続方法があり、Wi-Fiで行なうテザリング、Bluetoothで行なうテザリング、USBで行なうテザリングがあります。
通信速度順に並べると、USB>Wi-Fi>Bluetoothとなり、USBが一番高速に通信ができます。
また、それぞれのメリットとデメリットは以下の通りです。
メリット | デメリット | |
Wi-Fi | 簡単に接続出来る 一度に複数と接続できる | バッテリーの消耗が速い 稀に電波干渉により通信が遅くなることがある |
USB | 電波干渉が少なく安定している スマホを充電しながら行える | ケーブルが必要になる 接続できるのは1台のみ |
Bluetooth | バッテリーの消耗が少ない セキュリティが優れている | 通信速度が遅い 接続方法が面倒 |
2−2充電しながら使用する
テザリングにはたくさんの電力が消費されます。スマホのバッテリーが少なくなると、処理能力が低下し、通信速度が遅くなる場合があります。
このケースでテザリングが遅くなることは極めて稀ですが、充電しながら使用することで速くなることがあることも覚えておきましょう。
特にバッテリーが20%を下回ると節電モードに入るスマホが多いため注意が必要です。
2−3従量制課金接続として設定する
スマホよりもバックグラウンドの通信量が多いパソコン。30GB以上の大容量が使えるプランに加入していれば問題はないかもしれません。
しかし、小容量プランでスマホ代金を抑えている場合は、テザリング機能を使用するとあっという間にデータ通信量を超えてしまう恐れがあります。
「従量制課金接続として設定」することで、テザリングをする際にパソコンのバックグラウンドで行われているデータ通信に制限をかけることができます。
なお、この設定が用意されているのはWindowsのみ。Macにはこの設定がなく、似たような設定としては「TripMode」という有料アプリはおすすめです。
有料となってしまいますが、テザリングで通信を使用するアプリを個別に設定することができます。
また、TripModeにはWindows版も用意されているので、制限を細かく設定したいときにとても便利なアプリでしょう。
2−3−1従量制課金接続として設定する方法
- スマホのテザリング機能をONにする。
- パソコン画面左下の「スタート」▶︎「設定」▶︎「ネットワークとインターネット」▶︎「Wi-Fi」▶︎「既知のネットワーク管理」と順に進める。
- 「Wi-Fiネットワーク」▶︎「プロパティ」▶︎「従量制課金接続として設定する」をONにする。
2−4スマホの通信環境をリセットする
何かしらの接続不良が原因でテザリングの通信が遅くなってしまうことがあります。
そんな時はスマホの通信環境をリセットして、再度接続してみましょう。
遅くなっている原因がわからないので電源を一旦落として再起動してみるのも良いですが、電源を落とすよりも時間がかからずできるのでおすすめです。
2−4−1スマホの通信環境をリセットする方法
・iPhoneの場合
- 「設定」▶︎「インターネット共有」をOFFにしてテザリングを一旦切る。
- 「設定」▶︎「Wi-Fi」と「Bluetooth」もそれぞれOFFにする。
- 「設定」▶︎「モバイルデータ通信」をOFFにしたら通信環境がリセットされる。
・Androidの場合
- 「設定」▶︎「ネットワークとインターネット」を選択。
- 右上の「Wi-Fi、モバイル、Bluetoothをリセット」で通信環境がリセットされます。
もしくは、「設定」▶︎「システム」▶︎「リセットオプション」▶︎「Wi-Fi、モバイル、Bluetoothをリセット」でもできます。
2−5パソコンのWi-Fiを一旦切る
スマホから飛ばした電波をパソコンが上手く受信できていない場合、接続が切れてしまったり遅くなったりします。
パソコンの受信不良の時は、一度Wi-Fiの接続を切り、再度接続することで解決することができます。
再接続する際はすぐにWi-Fiをオンにするのではなく、数秒時間を置いてから接続するようにしましょう。
3.それでもテザリングが遅いなら
テザリングを速くする方法を試してみたけれど、それでも満足のいく速さにならない場合は、スマホが速度制限を受けている可能性があります。
速度制限を解消するためには以下の方法を試してみてください。
3−1データ容量(ギガ数)を増やす
スマホよりもたくさんの通信量を必要とするパソコンは、消費するデータ通信量が多いため速度制限がかかってしまい、テザリングも遅くなりがちです。
しかし、契約しているプランを大容量プランにする、もしくははギガ数を追加購入することで使える通信量が増え、通信速度が遅くなることを防ぐことができます。
スマホのテザリング機能を日頃からよく利用するのであれば、30GB以上は使える契約プランにしておきましょう。
3−2モバイルWi-Fiiを契約する
データ容量を気にせず、インターネット通信も速いまま使用したいならばモバイルWi-Fiiを契約することもひとつの手です。
ここで言う「モバイルWi-Fii」とは、持ち運びができるモバイルWi-Fiルーター端末のことをさし、サービス名ではありません。
モバイルWi-Fiiのデータ容量は、大容量もしくは無制限。データ通信量の多いパソコンを繋いでも、高速通信でインターネットを利用することができます。
また、一度に複数の端末と接続できるスマホテザリング機能のメリットも兼ね備えています。
例えば、モバイルWi-Fii業界最安のFUJI Wifiは、25GBで月々2,500円、50GBでも月々3,100円から使用できます。
また、多くのモバイルWi-Fiiは1日や3日でデータ使用容量の制限がありますが、FUJI Wifiは1日あたりの速度制限もないためいつでも高速通信が可能です。
1ヶ月単位で利用することができるので、1ヶ月間だけ使用して使い心地を試してみても良いかもしれません。
テザリングを使用する回数が月に数回程度なら前述したデータ容量を増やす対策が良いですが、月に数十回を超えているのであれば、FUJI WifiなどのモバイルWi-Fiiを使用する方がコスパが良くおすすめですよ。
4.まとめ
スマホのテザリング機能はとても便利な分、接続が切れたり、通信が遅くなってしまうととてもイライラしてしまいます。
この記事で紹介した改善方法を試していただければ、そのイライラからも解放されるでしょう。
しかし、改善方法を試しても効果が現れない場合は、速度制限を受けている可能性が非常に高いです。データ容量を確認してみましょう。
また、テザリングが遅いと感じているならば、買い替えやモバイルWi-Fiiの購入も検討してみてはいかがでしょうか。